清酒灘自慢 大吟醸國産一

創業は文久元年(1861年)で、約140年ほどの歴史があります。戦前は覺心平十郎商店として、現在の所在地を中心に、10蔵で最高約1万石(1800kl)の清酒醸造高を記録していましたが、第2次大戦でその殆んどを焼失し、戦後昭和23年に組織を改め國産酒造株式会社を設立。戦災を免れた唯一の蔵「大新蔵」で清酒を生産していました。この「大新蔵」は、築後100年以上を経た、木造の大蔵で、阪神淡路大震災にも、倒壊を免れた強運の酒蔵でした。 昔は問屋の手印で出荷していた関係から色々な銘柄がありました。中でも主として使っていた「國産」印は、戦後社名となり大吟醸造酒「國産一」として受け継がれています。一方「灘自慢」は、昭和35年に新しく発売され、文学通り主産地灘五郷において、自慢できる酒として名付けられました。 つねに厳選された酒米を高精白に磨き上げ、天与の名水「宮水」で仕込み精魂を込めた技法によって、豊かな味わい深い「秋栄えの酒」に仕上げられています。

國産酒造株式会社

西宮市東町1丁目12番34号